発熱は発熱物質によるもの

発熱にはいくつか原因があります。
身近で多く見られる原因はウイルスや細菌の感染によるものですが、ではなぜ感染すると発熱は起きるのでしょうか。

風邪などのウイルスや細菌に感染すると、感染した臓器で炎症を起こし増殖します。
そこから発熱中枢を刺激する発熱物質がたくさん出てきます。熱が上がっていくとウイルスなどに対する免疫力が身体の中に作られていきます。
つまり熱が上がるということはウイルスに抵抗する力を養っている最中だということなのです。免疫力が高まることで、ウイルスや細菌が失われ熱が下がっていくのです。

解熱剤は処方に従い使用しましょう。
熱が上がりきる以前に使用すると治りが遅くなる場合があります。なぜなら「発熱により免疫力が作られる」からです。
薬を使用するより気を付けておきたいことは水分補給です。幼い子供は大人に比べ体内の水分割合が高いため水分が奪われやすく、そのため症状の進行も早くなります。脱水症状にならないよう水分を積極的に摂るようにしましょう。

熱が出る病気 ①風邪症候群

風邪ウイルスは200種類以上もあり感染したウイルスの種類により症状はまちまちです。
主な症状は発熱、鼻水、咳の3つでこの症状が揃うと風邪と診断されます。

その代表的なウイルスによる症状をいくつかご紹介します。
夏風邪はエコーウイルス、コクサッキーウイルス、モーウイルスなどが原因で、主症状は発熱です。
冬に流行する風邪はRSウイルス、アデノウイルスなどが原因で、咳を伴います。
下痢を引き起こすのはロタウイルスで、11月から3月ごろの乾燥した時期に流行します。

ウイルスに有効な薬はありません。その治療の殆どは対処療法となります。咳や下痢などの他の症状を和らげて体力を温存するため、薬を使用します。こまめに水分を補給するようにしましょう。

熱が出る病気 ②ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは夏風邪の一種で喉に水疱ができる病気です。コクサッキーウイルスの感染によるもので、6カ月ころの赤ちゃんからかかります。

その症状は突然39度台の高熱がでます。2〜3日で下がると同時に喉の奥の方に1〜2mmくらいの小さな水疱ができます。この水疱が原因で喉痛みがあります。
軽い下痢、嘔吐もあるケースもあります。また水疱は1週間ほどで消えます。

高熱はでますが、それ以外の症状は軽いため自然に治ります。
喉が痛い間は食欲が落ちることがありますが、その際は薄めの味付けで喉の負担が軽いものにしましょう。
熱いもの、冷たすぎるもの、酸っぱいものなどは喉にしみるので避けましょう。高熱がでますので、水分補給は忘れずに。

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記事監修:薬剤師白石厚子

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