アサリが苦手なお子さんも食べやすく

低脂肪高タンパクのアサリは、貝類の中で最もビタミンB12を多く含む食材です。
ビタミンB12は、葉酸とともに赤血球の生成をサポートする働きがあり、人に必要不可欠なミネラルです。

鉄分も豊富なことから、貧血の予防にも繋がります。
卵がたっぷり入った丼ぶりで、あさりが苦手なお子さんにも食べやすくなっています。

<アサリたっぷり深川丼> 材料と作り方

(材料)~子供4人分~
白米…220g
卵…180g
長ねぎ…50g
人参…50g
あさり缶50g
みつば…4g
しょうが…1g
砂糖…16g
醤油…24g
みりん…4g
だし汁…200g


(作り方)
1、長ねぎは斜めスライス、人参はいちょう切り、みつばは0.5~1㎝位に切ります。しょうがはすりおろして絞り汁を取っておきます。
2、だし汁に調味料を入れ、あさり、人参、長ねぎを入れ煮る
3、人参が柔らかくなったら生姜のしぼり汁、とき卵を加え、お好みの固さになったら火を止めて最後にみつばをちらします。

鉄分とビタミン豊富で貧血防止に

アサリには貧血と関係の深い鉄分とビタミンB12が豊富に含まれており、特にビタミンB12の含有量は貝類の中でNo.1です。
貧血気味の人や低血圧の人、また鉄分が不足しがちな妊婦さんには最適な食材と言えます。

カルシウムやカリウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれ、中でも旨味成分であるタウリンは、肝機能の促進、アルコール障害の改善、血流の流れを改善するなどの効果があるといわれています。
タウリンは特にアサリの旬の時期(2~4月・9~10月)に増えることがわかっていますので、この時期は積極的にアサリを摂取したいものですね。

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管理栄養士 宮本仁美

プロフィール
宮本仁美
1968年生まれ、1991年女子栄養大学を卒業
平成11年社会福祉法人 高砂福祉会 六高台保育園入職

以降、栄養バランスのとれた保育園給食献立の作成を行ってきた。 

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