デング熱の国内における感染ケースの発生状況

デング熱というのは、急性の熱性の感染症で、デングウイルスが感染することによって起きるものです。主な症状としては、発熱、皮膚の発疹、筋肉痛、頭痛などが現れます。過去60年以上にわたって、国内での感染例は認められていませんでした。

しかし、日本に渡航したドイツ人が日本において感染したと思われるケースが2013年に報告され、また、国内において感染した一つのケースが2014年8月に報告されています。

デング熱に関しては、東南アジアの国々等に行った際に感染して、日本に帰ってから発症したケースが、年間で全国において200ケース程度報告されています。

今般、海外に行ったことが無いのにデング熱に感染したと思われる患者があり、検査を国立感染症研究所で行った結果、デング熱であることが分かりました 。
海外に患者は行ったことが無いため、デング熱に国内において感染したと推定されています。

国内でのデング熱の感染ケースの発生状況

国内でのデング熱の感染ケースの発生状況について見ていきましょう。デング熱に国内において感染したのが認められたケースが、2014年8月より報告されています。

蚊によってデング熱は感染するため、人から人へは感染しません。また、感染した場合でもデング熱は重症化する場合はほとんどありません。
蚊に刺された後、高い熱が3日~7日くらい続くだけでなく、頭痛、関節等の症状、目の痛みがあれば、デング熱の恐れがあるため、医療機関に早めに診てもらいましょう。

屋外の多くの蚊がいる場所で仕事などをする場合は、肌をできるだけ露出しないで、蚊にさされないように虫よけ剤を使うなど、注意しましょう。引き続き、厚生労働省では関係する機関や自治体と連携して、情報を迅速に集めて国民へ提供しています。

女性がデング熱に国内において感染した

女性がデング熱に国内において感染したという報道が、2014年8月にありました。蚊によってデング熱の感染症はうつりますが、中南米や東南アジアで流行しています。

海外へ行った人の感染は200人程度毎年ありますが、海外へこの女性は行ったことが無かったため、感染は国内であったことが確認されました。国内における感染としては、70年ぶりということで大きな騒ぎになりました。その後も、国内における感染者は増えてきています。

国内においては、戦争中に猛威をデング熱がふるいました。デング熱が流行った地域が太平洋戦争において戦場になったため、その影響を日本も受けました。大阪・神戸・広島・長崎・佐世保などで、1942年~1945年にデング熱が流行し、20万人にも患者数はなったそうです。

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記事監修:薬剤師白石厚子