9月1日は防災の日　あなたの家は防災対策が出来ていますか？

多くの人が防災や災害についての知識を高めることを目的に、1960年に制定されたのが９月１日の「防災の日」です。

この「防災の日」を含む１週間（2014年８月30日～９月５日）を防災週間といい、防災に関する講演会や展示会等の開催、防災訓練の実施、防災功労者の表彰などが国や全国の地方団体によって行われます。

ちなみに「防災の日」の9月1日は、大正12（1923）年9月1日に発生した関東大震災が発生したひでもあり、暦の上で台風が多いと古くから言い伝えられている二百十日に由来しています。
つまり「防災の日」は、関東大震災や阪神・淡路大震災、東日本大震災をはじめ、台風、洪水、豪雪、火山噴火、竜巻などによる甚大な被害を最小限に抑えるために、日頃から自分たちで出来ることをして、確認をしていこうという防災啓発運動の日なのです。

地震などによって転倒した家具の下敷きにならないよう、壁に家具を固定するのはみなさんも知っていますよね。

Ｌ型の金具を壁の桟に対して直角に家具の上部に置き、木ネジでとめて固定するのですが、木ネジは壁の桟に届かないと効果がありません。桟が入っていない場合は天井の強度を確認したうえで、突っ張り棒などを使い、天井の力で家具を支えます。

このように、固定するための用具を買う前に家のつくりを確認することも大切です。

飲料水の保存目安は、１人１日３リットル×３日分です。
食料も飲料水と同様に、３日分の非常食を目安に、アルファ米、ビスケット、フルーツや煮魚の缶詰、乾パンなど日持ちがよいものを用意しましょう。
ミネラルウォーター、保存食ともに賞味期限はだいたい３～５年と意外に長く日持ちするので、賞味期限を書いたメモを防災袋に貼っておけば、購入したあとに替え時が一目瞭然です。

また、最近の非常食は非常に進化しています。アルファ米においては混ぜご飯やおこわ、えびピラフ、チキンライス、ドライカレーなどのシリーズがあります。　

飲料水がなくなってしまった時の対処方法ですが、かろうじて生活用水があるようであれば、生活用水が入ったバケツからきれいな布を使って別の容器に水を移し替えると布に汚れが附着し、ある程度きれいな水が用意できます。

ねんざの場合は、まず患部を冷やしましょう。靴はそえ木代わりになるので、脱がずに靴をはいた状態で、三角きんや布などで固定します。

骨折の場合は傘やステッキ、硬い雑誌など骨折部分が動かないよう固定できるものをあてがいます。固定するものは、骨折部分の上下の関節より長いものを利用すると安定します。

災害時には携帯電話が繋がりにくなります。携帯電話も充電することが出来ない状況が想定されます。
バッテリーが切れてしまうとかけたい相手の番号もわからなくなってしまうため、家族が別々の場所にいるときに災害が発生した場合、どのように安否を確認しあうか、その方法を事前に家族間で確認しておくことが重要です。

※連絡がとれないときの災害用伝言ダイヤルは、 局番なしの「１７１」
１７１に電話をかけ、安否情報や今いる場所等の伝言を録音。家族がその伝言を再生できるサービスです。