真意はどこに? 質問の意図を汲みとる

子どもの質問に答える前に、まずは深く考えたことがありますか?

これができなければ“Father”留まり。

なぜ、子どもはその疑問を抱いたのだろうか?
彼らの回答を口に出すのは簡単です。
でも、その前になぜ、彼らが質問に至ったかの理由に目を向けること。それが重要なはず。
では、なぜか?子どもがお父さんに求めているものが、単に問題に対する理論的な回答でない場合もあるからです。
たとえば、自分のことを認めてほしかったり、誇りを感じてほしかったり。

時には100%の回答よりも、熟慮のうえに答えを導き出してあげることが、子どもにとって正解となることもある。

それを意識できるかどうかには、大きな差が生じます。

子どもの視点に立って 一緒に楽しむ

「娘とおままごとできる男ほどいいパパになる」こんな言葉を聞いたことがあるでしょう。

子どもの目線で遊べるかどうか、この言葉の意味はまさにそこにあります。

でも、これは真実。

素晴らしいお父さん(Dad)こそ、子どものレベルに落として一緒になって楽しむことができるもの。
自分の興味あることだけでなく、どんなことでも一緒に楽しむ。

結末が分かっている絵本だって、子どものために何度だって読み聞かせることができる人です。
些細なことのように思えるかもしれませんが、子どもにとっては一生の思い出となることも。
彼らは、こうした遊びの中から信頼関係や、お父さんの存在の大きさに気づいていくのです。

子どもや家族のため 堪えどころでは、ぐっと堪える

尊敬されるお父さんとは、家族だけでなく、すべての人に対する愛や思いやりに溢れる人。

もちろん、忍耐力も必要です。

誰かにケンカを仕掛けられたとしても相手にしません。
決して人に暴力を振るわず、意見の違いを認められる存在。

そんなの当たり前?では、感情がたかぶり冷静に判断できなくなった時、その被害が真っ先に行くのは誰でしょう?

そう、子どもたち。だから、どんなに頭に血が登っても、ぐっと堪えることができる。それが、尊敬に値するお父さんでは?

完璧を目指す必要などありません。
なろうとしてストレスを感じたり、いつも緊張感を漂わせてばかりでは逆効果。
私が言いたいのは、行動を起こす前にほんの少しだけ時間を置いて、熟考できるかどうか。
この些細な違いで、本当に大切なことが何かに気づくことができるから。

いつでも子どもを肯定し 不安を和らげる

もしも、子どもがあなたに「誰かに酷いことをされた」と訴えてきたとします。
さて、あなたならどう対処するでしょう?

子どもに対して「相手のことを誤解しているんだよ」なんて、伝えるのは適切とは言えません。
自分の子が間違っていると決めつけるのは、“いいお父さん”のすることではないのです。

まず、はじめに子どもの話をちゃんと聞く、そして質問し、行動に移す。
いいお父さんであれば、真っ先に「間違っていない」ことを子どもに伝え、安心させるでしょう。
自分に起こったことを親に伝えてもいいんだ、と彼らに教え込み、再び予期せぬアクシデントが子どもに起こらないように努めるもの。

子どもの不快を取り除き、まずは彼らの気持ちを和らげ、守ることから。
その上で彼らを不快にさせるものから距離を置き、最後に対策を考える。
このプロセスをしっかりと踏めるかどうかが重要なポイント。子どもの安全が最優先。

当たり前のことほど、見失いやすいものです。

“父親”であることは誰にでもできる。
でも、尊敬されるお父さんでいることは簡単ではありません。
子どもに献身的に接し、生涯責任を全うする。
そんなお父さんの努力の上に、尊敬があるのでは?

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はじめまして。三十路の2児の父、BIGパパと申します。
(実は、年内に3児になる予定です。)
B型。趣味は野球。家族や子供のことを面白おかしく書いています。
これから、イクメンパパとして様々な情報を投稿していきたいと思います。

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